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意見の違う人は敵なの?

早速やっていきましょう脳内議事録.

 

 

最初のテーマは「意見の違う人は敵なのか?」という内容です.

近頃政権交代もあって色々と物議を醸していますね.
お恥ずかしながら自分は政治に疎いので,誰の政治が日本の汚点だったのかなどについて詳しく言及は出来ませんが,これに関して様々な問題がTwitterやらで起きているように思えます.

恐らくその中の多くを占めているのが,「自分の意見と違う意見を持つ人は自分の敵である.」という考えから起こっていると思います.

流石に首相なので具体名を出しますが,ある個人が安倍さんを支持する/しないというのは言うまでもなく個人の自由です.しかし,自分と反対の意見を持つ人を(過剰に)責めてもいいのでしょうか?

 

研究の分野では思想の違いによる意見の対立はよく起こることだと思っています.

別の記事でも書きましたが,研究者にはその研究者の思想・理念があって,学会などで発表するときはその思想に従って行った研究を発表し,別の思想にしたがって質問をするというようなケースが多くみられます.

僕の研究は自分でも何の役に立つのか探すのに苦労するようなテーマなのですが,ありがたいことに一部の人は面白いと言ってくれるようなテーマです.
それらの人は,"まあ社会の役に立つ研究は大事だけどせっかくなら面白いほうがいいよね"という思想の下で意見をくださります.

しかし一方で,"面白い研究であっても社会の役に立つ研究じゃなきゃやってる意味がない!"という人もいます.そういった人はその思想を元に意見をくださります.

このようなことから,学会や発表会という場は,自分とは違う思想を持った人から意見を頂ける場だという風に私は捉えています.

一番最初に参加した(というより開催校が自分の大学だった)学会で,発表者をさし置いてめちゃくちゃ議論している二人の先生がいて正直最初はビックリしましたが,そもそもとして学会はそういった場なのだと思いなおしました.

かといって,じゃあ違う意見を持っているからと言って敵なのか?ということです.
これは違います.研究者同士は学会などでお互いの知識・見識を広げて新しい方向性を見出す関係であるため,基本的には敵ではありません.

学会が終わった後の懇親会では仲良く他愛もない話をしていることもよく見られます.(背後に若輩者の知らない力が働いてる可能性も無きにしも非ずですが・・・)

もちろん早い者勝ちの世界なのでライバルのような概念はあるかもしれませんが,基本的には仲間です.

 

研究と政治が同じ目線で語れるかというと微妙なところですが,支持する政党くらいまで話を単純化したらほとんど同じなのではないかと思います.

自分と違う政党を支持していたら敵なのか?はたまた敵なら何を言ってもいいのか?
後者はもうモラルみたいな話になってきますが,まあそこについては深掘りはしません.

政治についての議論をする上で対立があるのは仕方がないと思いますが,意見が違うなら人間性を否定してもいいというわけではないと私は思います.
自分と違う意見を持つ人間は,自分と違う意見を持つ人間というだけで,敵でもないし,何を言ってもいい相手ではないという風な心の余裕を持った考えが出来ていないような例がかなり見られます.
その上,政治のような話題で自分と違う意見の人は認めないという姿勢を取ると,それは政党支持ではなくもはや宗教信仰のような狂気さまで覚えてしまいます.

 

まあそりゃ自分と意見が違う人はいるわな,十人十色だしと思う余裕を身に着けていかないと,どっかの議員みたいに恥をかいてしまうのかなと思います.

世の中の人がもっと余裕をもって柔軟な対応が出来るともう少し建設的な世の中になるのになと日々嘆いています.

(どうやって締めようってなって結局あやふやになっちゃった・・・)

ではでは.